ホテルの正しい利用の仕方LOGO

深夜遅くに戻る際は相談を

ホテルによっては「何時までに帰ってくること」という「ルール」が定められている場合もあります。そのような決まりには「理由」があり、守らなければ結果として宿泊客が不便な思いをする可能性があります。基本的にホテルにチェックインしたあと外出する場合は、鍵をフロントに預けます。ですから、外出したあとホテルに戻った場合はフロントで鍵を再度受け取る必要があるのです。ですが、小規模なホテルの場合はフロントが24時間体制でない場合もあります。そのようなホテルでは、深夜に戻ってくる利用客に対して鍵を渡すことができないのです。

ですから、「門限」があります。それはホテルとして利用客に対してサービスができる時間の限界でもあります。ですが、ビジネス利用などではどうしても定められた時間内に帰着することが難しい場合もあるでしょう。そのような際はあらかじめフロントに相談してみましょう。「鍵を持ち歩いてください」といわれる場合や、フロントに鍵を並べておきますという場合など、そのときで対応は異なります。それに従うようにしましょう。ビジネス利用がメインのホテルであれば、そのようなことは茶飯事でしょう。必ずといっていいほど顧客対応のマニュアルに定められているはずです。

相談した結果、「鍵を持ち歩いてください」といわれた場合は、外出先で絶対に鍵を忘れないようにしましょう。夜遅くに帰らなければならないのは宿泊客であるあなたの責任です。万が一鍵を粉末してしまった場合は、どういう理由であれ「実費」での弁償になるでしょう。セキュリティ上、フロントに並べておくことが出来ないホテルの方針には、従う他ないのです。それが嫌であれば、別のホテルを利用するようにしましょう。ひとりの宿泊客の希望に対してホテルはルールを曲げることはありません。ですから、どうしても鍵を預けたい場合でも、ホテル側に断られたらその時は諦めましょう。次回は違うホテルを探してください。

仮にそのホテルが夜遅くの帰着でも鍵を預かってくれる場合、喜んで預けたいところなのですが、確認したいことがあります。それは「フロントのスタッフが何時までいるのか」ということです。帰りが遅くても良い、そして鍵はフロントで預かってくれる、しかしフロントは夜10時で無人になる。そのような場合は、預けた鍵はフロントに並べられているかもしれません。そしてホテルのエントランスは当然開いています。「開いている」ということは、「誰でも入れる」ということです。深夜、誰でも入れるホテルの「無人の」フロントに、自室の鍵が置かれることになるのです。果たして、持ち歩くのとどちらが高リスクでしょうか。

持ち歩かない安心と、持ち歩く安心、どちらを選びますか。

最善は、24時間体制でフロントに人が控えていることでしょう。そうすればセキュリティ上も安心できるというものです。ですが、ホテルにはホテルの事情がありますから、24時間体制をとっていないホテルにそれを望むことは出来ないのです。これは利用者があらかじめ「調べる」ということで解決します。あらかじめ調べたうえで、自分の希望に適うサービスをうけられるかどうか、見極めて予約するのが一番でしょう。

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